かーくんとのコミュニケーション〜小さくて大きい愛情表現〜

育児日記

はじめに

こんにちは、えりです!
前回は「我が家のクッキー」の作り方をご紹介しました。

今回はかーくんとの「コミュニケーション」の話をします!

前回の記事はこちら↓

会話とコミュニケーションの違い

今回タイトルの内容をお話する前に、
「会話」と「コミュニケーション」という単語がたくさん出てきます。
そのため、まず簡単にこの二つの違いをお話しします。

「会話」複数の人が互いに話すこと。また、その話」

「会話(コトバンク/デジタル大辞泉)より引用」
https://kotobank.jp/word/%E4%BC%9A%E8%A9%B1-458771

「コミュニケーション」とは「社会生活を営む人間が互いに意思や感情、思考を伝達し合うこと。言語・文字・身振りなどを媒介として行われる」ことを指します。

「コミュニケーション(コトバンク/デジタル大辞泉)より引用」 https://kotobank.jp/word/%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%8B%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3-66186#goog_rewarded

今回は後者の「コミュニケーション」を中心にお話しします!

かーくんとの「コミュニケーション」方法

かーくんは1年間単独通園で療育園に通っていますが、
“言葉”のキャッチボールはほどんどできません。

発語自体はありますが、
歌をうたったり、テレビや園、大人の会話で何となく覚えた単語やセリフを思い出した時に発声のがほとんど。
「遅延性エコラリア」ということを最近知りました。

もちろん単語の意味がわかって覚えるものもたくさんありますが、それが挨拶や会話に繋がるものは少ないです。
時々「楽しいねー」「嬉しいねー」とニコニコ笑いながら言ってくれたり、
本当に稀に寝る前に「おやすみなさいー」と一方的に言ってくれる程度。

ここまで聞くと「話せないなら何もわからないんじゃ?」と思うかもしれません。

…が!!!全くコミュニケーションがないのかというと、そういうわけではありません。
言葉以外でもコミュニケーションはできるのです!(手話じゃないです!)

今回はそんなかーくんとどんなコミュニケーションをとっているかお話しします

①身振りでのコミュニケーション

一番のコミュニケーションの手段は、「身振り」です。

かーくんは指差しができないため、2歳ごろから「クレーン現象(手を引いて連れて行く行動のこと)」や実際にものを持って来て要求を伝えてきます。

昔は言葉や指差しで要求を伝えてほしいと思っていましたが、
「行動」=「かーくんなりの要求の伝え方」と考えるようにしました。
そこで現在はこういった要求をしたときは「〇〇する?」
「〇〇と▲▲どっちがいい?」と言葉と動作で問いかけています。

②習慣でのコミュニケーション

①のコミュニケーションに近いですが、
毎日のルーティン、「習慣」もコミュニケーションの手段にしています。

例えば…
かーくんが家に帰ってからの習慣で
「靴を脱ぐ」

「靴下は洗濯カゴに入れる」

「手を洗う」

「おやつタイム」

という行動をワンセットで教えています。
ただ、かーくんもおやつが食べたくて忘れてしまうことがあるので
「靴下はー?」「手洗いはー?」と声をかけて行動を呼びかけています。

え?ただ声かけしてるだけじゃないかって?
いえいえ!!
かーくんがこれに応えてくれる=「コミュニケーション」の一歩と私は考えています。

また、おやつのお代わりが欲しい時は
「じゃあ、お洗濯出そうか!」と言って
「登園リュックの中の洗濯物を小さいカゴに入れる」

「カゴを持っていく」

「洗濯カゴに出す」

「褒められておやつ!」

この流れを習慣にしています。

1人でさっさと出す時もありますが、できない時は
「これ入れてー」「はい、ドア開けたよー」と言いながら流れを手伝い、できたらめちゃくちゃ褒める。
これだけでも十分にコミュニケーションが成立しています。

…ちなみに言わずにできた時はめちゃくちゃドヤ顔してきます。

③”スキンシップ”でのコミュニケーション

最後にお話しするのが「スキンシップ」でのコミュニケーション。
これがみなさん一番されていることかと思います。

私の場合は「おいで!」と手を広げて抱き締めたり、
頬擦りしたり頬にキスしたり…そういったコミュニケーションを一方的にとっていました。

それが変化したのはつい最近。
2歳ごろから手を広げて「おいで!」と言ったらニコニコ駆け寄って来てくれるようになり、
ある日突然、かーくんから鼻をすりすりしたり
頬にキスしてくるようになりました。

…ちょっとしつこいくらい(笑)

けれど、かーくんからスキンシップをとって愛情表現してくれるとは思わなかったため、
今でもこうしてかーくんなりの”愛情表現”してくれるのはすごく嬉しいです!

この他のコミュニケーション

“好きなもの”を通じたコミュニケーションも、たぶん誰でもがやっている方法です!

歌をうたったり、
レゴやトーマスで遊ぶのが好きだったり、
好きなものがたくさんあるかーくん。

大人が自分の趣味に興味を持ってもらって嬉しいように、
こうした”好きなもの”を一緒にやることもコミュニケーションになるかと思います。

…歌うな!と口を塞がれるのも一つのコミュニケーションです。

「話す」≠「コミュニケーション」

「我が子は話せないから…」
と「会話」できないことに不安や引け目を感じることも今までありました。

けれど、
「会話がなくてもこの子の要求は伝わっている」
  =「コミュニケーションが成立している」
という見方もできると思います。

もちろん「会話」は「コミュニケーション」を取りやすい手段ではありますが、あくまで手段!
ちゃんと子どもと「コミュニケーション」は取れていると自信を持てるようになりました。

そして自分なりにとっている「コミュニケーション」が
かーくんと私の「言葉のない会話」であり、「愛情表現」だと考えています。

さいごに

以上が「かーくんとのコミュニケーション〜小さくて大きい愛情表現〜」でした。

ただ、「会話」は知らない相手にも一番伝わる「コミュニケーション」の手段ではあります。
今後その手段で周りに助けを求められるようになって欲しいので、
「コミュニケーション」の中で行動や習慣などを
「言葉」として吸収していってもらえたらと思います。

みなさんはどのような「コミュニケーション」をとっていますか?

最後まで読んでくださりありがとうございました!
次回の投稿もぜひご覧ください。

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